おサイフケータイ・FeliCa(フェリカとかNFCとかの話)

FeliCa(フェリカ)とはどういうものでしょうか

FeliCa(フェリカ)もNFCも近距離で軽くタッチしたりかざすだけで通信、決済などを可能にする技術のことをいいます。

FeliCaとは、ソニーが開発したの非接触ICカード技術方式の事で、カードやスマホなどに、アンテナとICカードを搭載して、受け側の機器にかざすだで高速のデータ送受信が行える優れモノです。交通系のSuicaなどのICカードなどで広く使われています。

管理人はおサイフケータイを好んで使うため、今まではメインでアンドロイドスマホを使ってました。なぜならiPhoneでは永らくおサイフケータイが使えなかったためです。

プラスチックカードのように駅やバスの改札をスマホをピッとかざして通ったり、コンビニやスーパーのレジでパッとかざして買い物したりしてました。 とにかく便利なのです。

かつてはガラケー(従来型の二つ折りケータイですね)やAndroidスマートフォンでのみ使える機能だったのですが、現在はFeliCaがiPhoneでも使えるようになったため(iPhone7から)Apple Payというアプリを利用しておサイフケータイと同じようなことができるようになってます。

Apple Payは厳密にはおサイフケータイとは呼ばない。おサイフケータイはもともとdocomoの登録商標で、アンドロイドスマホに搭載したFeliCaを使用した従来型の決済を指す

Apple Payに対してAndroidスマートフォンではGoogle Payというのもあります。こちらもまた優秀なアプリで使い勝手は微妙に違いますが、Apple Payと同じようなことが出きます。

例えば手持ちのクレジットカードをGoogle Payなどに登録することによって、スマホでピッとかざすことでクレジットカードをわざわざ財布から出す必要なく決済を終えることができます。

最近の管理人は何はなくてもGoogle Payという感じになっております。

ただ、上記に挙げた従来型のおサイフケータイや、Apple Pay、Google Payなんかを全部含めて世間ではおサイフケータイと読んだりしています。また、同じ意味で電子マネーといったりします。

あまり言葉の定義にこだわる必要はないでしょう。

もともとはFeliCaも後述するNFCの一部機能から進化したものですが、現在では基本的には違った意味で使われていて、互換性もないです。

具体的なサービス名としては、モバイルSuica、QUICPay™、iDや楽天Edy、nanacoモバイルやモバイルWAON、モバイルPASMOなどがあります。

日本で独自進化した技術なので性能はもちろん素晴らしい。何が素晴らしいかって通信速度がめちゃ早いのです。あの東京のラッシュ時の大量の人間のタッチを一瞬で通信しているのです。ただし高性能のゆえ、対応機器を設置するコストなども高くなるし、海外ではイマイチ伸びなかったのかもしれません。他の国ではあまり使われていないみたいです。

ガラケーのガラはガラパゴス、つまり独自進化の意味ですが、同じようにこのFeliCaも日本でガラパゴス化したと考えることができます。

前述のようにiPhoneではやっとiPhone7から(日本市場用のiPhoneのみ)FeliCaが搭載され、以降iPhone8からは世界標準モデルにも搭載されました。これによって海外旅行などで日本を訪れた外国人もSuicaを使えるわけです。

NFCとはどのような規格でしょうか

NFCというのは「Near Field Communication」の略で、日本語で言えば「近距離無線通信」となります。世界規格です。

認証と通信の機能を備えますが、世界ではあまり交通系としての利用はないみたいです。iPhoneではiPhone6で初めて搭載されてます。

NFC搭載スマホって言われてもあまりピンとこないと思いますが、Xperiaなんかは結構前のモデルから搭載されてます。ただし、前述のようにおサイフケータイを使うにはFeliCaを搭載する必要があるので、日本で発売されているXperiaシリーズはNFC &FeliCaのダブル搭載となってます。

NFCのロゴはこういうやつです↓

ではこのNFCが備わっていることによっていったいどんなことができるのでしょうか?

実をいうと特にすごいことができるわけではないのです。Bluetoothのペアリングがパッと機器同士をふれただけですぐに完了するとかその程度ですね。あとは、読み取り機能を使って物理ICカード(本物のプラスチックSuicaカード)などの残高を電子マネーカードリーダー系アプリを使ってダイレクトに読み取ることもできるようです。(ただしiPhoneはダメ)まあ実際はもっといろんな事ができる技術なのですが、うまくまだ活かしきっていないとう状態でしょうか。

機能として「認証」があるので、NFC規格同士の機器なら、パスワードなど使わなくても簡単に接続できたりと、やれることはまだまだ多いはずです。

2023年現在、このNFCは「Visaのタッチ決済」や「Mastercard®コンタクトレス」などのクレジットカードやスマートフォンでのタッチ決済で多く利用されるようになっている。

やっぱりスマホ選びではフェリカ搭載型を選びたい

とりあえず、管理人のおすすめとしては、日本で利用する以上はFeliCa搭載型を選んだ方がいいです。

最初は不要と思っても、使いたくなった時にはおサイフケータイを使えるようにしておいたほうが今後のキャッシュレス決済を考えると無難です。使う使わないは後で選べますからね。FeliCaがついていて損になることはないはずです。

そういう意味では国内でも昨今急速に勢いを増している中華スマホは、残念ながらFeliCa搭載機種は少ないので注意が必要です。

あと言い忘れましたが、昨今流行りの「~pay」「~ペイ」といったサービスはまたこれとは違うものです。主にQRコードを使うためにスマホの画面を表示する必要があるものとなります。

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