スマートフォンのスペック ディスプレイ

スマートフォンといっても種類も多く、購入時にどれをどう選んだらいいのかよくわからないという人も多いと思います。賢スマではスマートフォンの代表的なスペックを一つ一つ取り上げてその特徴や選び方などの参考になるよう記事を作ってますので是非ご覧ください。なお、スペック全体にいえることですが、何か特殊な専門的な用途以外の通常使用においては、現在販売されているスマートフォンであれば、多少安価なモデルでも、ほとんどの機能面で概ね満足できるスペックであるというのが管理人の認識です。

画面サイズについて

最近はどんどん画面が大きくなってます。初期のiPhoneなどは洗練されたデザインをまとった小さなボディーでポケットにサクッと入りましたが(またそれが魅力でもありました)徐々にディスプレイが大型化し、本体サイズも大きくなりました。
下記は歴代iPhoneの画面サイズの遷移です(他に iPhone8プラスなど、プラスシリーズという一回り大きいサイズもありますが表には入れてません)

歴代iphone 発売時期

画面サイズ(インチ)

iPhone4(S) 2010 ・2011 3.5
iPhone5(S) 2012 ・2013 4

iPhone6(S)

2014 ・2015

4.7

iphoneSE

2016

4

iPhone7 2016 4.7
iPhone8 2017 4.7
iPhoneX 2017 5.8
iPhoneXS 2018 5.8
 iPhoneXR 2018 6.1

画面サイズは通常インチで表示されます。

画面サイズ1インチとは、ディスプレイの対角線の長さが1インチ即ち2.54cmという意味になります。

ケンスマの場合は手が人より小さめなので片手操作ができるiPhoneSEの4インチがちょうどいい感じ(でも最近目がやばいので見えにくくなってきたのですが)
外での利用ではどうしても片手操作できた方が便利なんです。右利きなのにスマホをなぜか左手で操作するので、左手の親指が画面右上まですーとダイレクトでいけるのが快適です。

4インチより大きいサイズだと手の平でスマホをいったん器用にスライドさせてからタップになるので高等テクニックが必要になります。(片手操作を補助する機能もいちおうあるにはありますが)そのような理由から現在私が使用しているスマートフォンは「iPhoneSE」となります。

通常の男性サイズの手ならもう少し大きくてもいいですね。

また、片手操作の必要がなく、大画面が好みであれば、iPhoneXsMaxの6.5インチなんていうのもありすね。画面サイズについては操作性や携帯性、視力などを考慮して選ぶのが良いでしょう。

また最近(2018年以降 )の傾向として大画面化とともに縦長化が進んでます。スリムでスタイリッシュな感じです。従来の縦横比16対9なんかのものより18対9や19対9などが主流となってます。

またベゼル(ディスプレイの周りの縁の部分)を極限まで狭めて画面をフルサイズ化しています。しかし例えばiPhoneの場合、顔認証やインカメラで必要なセンサーなどが集まったTrueDepthカメラが画面中央上部にあるため、それまで潰してディスプレイにすることはできず、いわゆるノッチと呼ばれる切り欠きを配してこの問題を解決しております。このようなノッチを配したスマホは2018年以降多く出ています(iPhone Xシリーズなど )

ただしノッチに関しては、テクノロジーの進歩ですぐ過去の遺物になりそうですが。

スマートフォンの解像度について

ここで説明するのはあくまでスマホのスペック(仕様・性能)としての解像度です。写真などで印刷した時の話とは微妙に意味合いが異なってますのでご注意ください

スマホやタブレットで語る時の解像度、いわゆる画面解像度は通常「1920×1080 」のように記載します。これは縦横のドット(ピクセル)の数です。

私たちが通常見ているディスプレイは小さなドット(ピクセル)の集合体です。このドットが文字や画像を表示してます。

基本的には高解像度であればあるほど鮮明な画像や動画が表示できるようになります。

代表的な解像度の種類としては下記のようなものが挙げられます。

  • QVGA 320×240 (ガラケーなどで使われていた)
  • HD 1280×720
  • フルHD 1920×1080
  • 2K 2560×1440
  • 4k (フルHD4倍です。縦横2×2倍。3840×2160

ちなみに解像度が同じで画面のサイズが大きくなれば、当たり前ですが表示が単純に大きくなります。例えばフルHDならあくまで1920×1080のドットの数は同じで、画面サイズが大きくなるなら一つ一つのドットが大きくなるだけですから。決して見える範囲が広がるわけではないです。見える範囲を広くするためには高解像度にするしかないということです。

逆に言えば画面サイズが同じで解像度が違う場合は、高解像度ほど文字は小さくなって表示範囲は広がり、低解像度ほど文字は大きくなって表示範囲は小さくなります。

このへんはちょっと頭の体操みたいですね。 説明しているそばから自分が混乱しそうです。

なお、通常は上記のような表示( 縦横のピクセル数のみ表示)方法ですが、他にもディスプレイ1インチの中にどれだけのピクセル数があるかという「 ppi」(ピクセルパーインチ )という指標もあります。

選び方ですが、スマホで綺麗な映像や画像を見たいというこたわりがある方ならフルHD以上を選ぶなどしてもいいでしょう。ただ、スマホ程度の画面サイズなら動画や電子書籍を見るとしてもHD程度でかなり綺麗なディスプレイといえるでしょう。

ちなみにiPhone8なんて8万円以上するすばらしいスマホですが解像度自体はHDに多少毛が生えたぐらいの1334 x 750です。実際画面見ると分かりますが相当綺麗な画面です。現在販売されている3万円前後のスマートフォンであれば廉価版といえどもほぼほぼディスプレイが粗くて見づらいといった商品はないと見て間違いないでしょう。そこまで人間の目にはわからないものです。

やみくもに解像度を高くしても、それに伴ってCPU(スマホの頭脳)などにも当然負荷がかかってくるので処理速度の低下やバッテリー持ちに影響も出てくる場合もありますので留意が必要です。

解像度は縦横のピクセル数を表し、数字が大きいほどより繊細な画面表示を可能にする!現在販売されているスマホはほとんどが合格点レベル!

スマートフォンのディスプレイの種類

最近のスマホは大きく分けて液晶画面と有機ELと二種類あります。

液晶ディスプレイ

画面とは別に光源、バックライトがあります。視野角が狭いが屋外に強くコストが安いなどの特性が挙げられます。現在出回っているスマートフォンのほとんどがこの液晶ディスプレイを使用してます。

有機EL ディスプレイ

有機ELディスプレイは画素自体が発光するのでバックライト不要です。

そのため、電力を抑えたり、単純な構造ゆえにより薄型化を可能にしたり、薄いので曲げることもでき、最新の折りたたみスマホなどにも応用されてます。また、見た目の大きな特徴として。色のコントラスト(濃淡)がはっきりするといったことが挙げられます。

よく「 有機ELは漆黒の表現に強い」と言われます。黒が引き締まって美しいなどともいわれます。

液晶画面は、バックライトの光を切ったり透過したりで映像を表現するため光の漏れが生じてしまうんですが、有機ELは自らの発光をストップして完全に近い黒を表示することが可能になっているわけです。その点液晶の黒はよく見るとかなり白けています。しかしこれも有機ELと比較すればということですが。

  コスト 消費電力 視野角
液晶ディスプレイ 狭い
有機ELディスプレイ 広い
高級モデルには有機ELが採用されているが、普通に使う分にはコストパフォーマンスを考えるとまだまだ従来の液晶モデルで十分といえそう!

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