長年キャッシュレスの雄として君臨するモバイルSuicaを使う
昨今になって多種多様な『キャッシュレス決済』が我々の生活に徐々に浸透して馴染んできている。
従来からあるクレジットカードはもちろん、電子マネーからQR決済に至るまで様々なものが生まれ、改良されまたは淘汰されてきた。
「あれが得だ、いやいやこっちの方が得だ 」と日々ネット上では情報が飛び交い留まることを知らない。
その度に決済方法を変えたり、最大還元をシビアに求めるのは一部のマニアやよほど時間的に余裕のある人じゃなければ無理。有利な条件もしょっちゅう改悪されるのが常なのだ。
それなら最大還元じゃなくても長い間安定して継続していて、ある程度お得で、どこに出しても恥ずかしくないキャッシュレス決済を一つ持っておけば安心だし頭が疲れない。
そこで何と言っても管理人イチオシでお勧めなのは本日紹介する『モバイルSuica』決済なのだ。
今回はあえてチャージ方法まで指定したい。ズバリ、『ビューカード』によるチャージだ。
近くにSuicaの使える店があまりない場合は別として、特に東日本エリアに居住している方はこの組み合わせだけである程度満足のいくキャッシュレス決済ができる。一度環境を構築することによって
- Suicaが使えるすべての店で
- スマホパッとかざして決済して
- 1.5%の還元を受ける⇒(チャージに対してポイントが付く。ポイントは後述するJRE POINT)
なんだかめんどくさそうと感じるかもしれないが、最初だけ少し労力をかけて設定すればあとはめんどうな事はいらない。
また、今回詳しくは触れないがモバイルSuicaで改札を通ってJRを使えば、チャージ時の1.5%とは別に更に「鉄道利用で貯まる還元」も50円ごとに1ポイント受けられる。電車を使う人は更にお得だ。(JRE POINT WEBサイトに登録必須)
簡単!モバイルSuicaで1.5%の還元を受けるまでのステップ
設定といっても下記の3ステップ。これだけでいい。
- ビューカードを作成
- スマホにモバイルSuicaアプリを入れる
- JRE POINTサイト登録
この1.5%還元を受けるにあたっての一番のポイントは、モバイルSuicaのチャージ元カードをビューカードに設定するというこの一点に尽きる。これが最重要なのだ。
せっかくビューカードを作っても、チャージ先が前からあるカードタイプのSuicaなどモバイルSuica以外の場合は0.5%還元しか受けられないし、せっかくモバイルSuicaを使っても他のクレジットカードからチャージしたら1.5%ほどの高ポイントは期待できない。だからこそのこの組み合わせなのだ。
※今あるクレジットカードでチャージをしたいという方は高還元はあきらめてモバイルSuicaの便利さだけ享受するのもあり!
では早速各項目を説明しよう。
まずは自分にあったビューカードを作成しよう
ビューカードは種類がたくさんある。それぞれにあったものを作ればいいが、迷ったら通常の無印ビューカードでいいのではないだろうか。ただし、簡単に元は取れるとはいえこのタイプは年会費524円(税込み)がかかる。
よりコストを抑えるなら年会費のかからないものを選ぶといい。管理人はビックカメラSuicaカード。このカードは一度でも使えば翌年の年会費は無料だ。別にビックカメラで買い物をしなくてもビューカードの基本特典が付いているからとても重宝している。もちろんビックカメラを利用する人には別の特典も用意されている。
高還元をめざすならゴールドカードも視野にいれよう。チャージ時の1.5%還元は一緒だが、駅ネットなど関連サービスの利用(viewプラス)での還元がなかなか強烈だ。
スマートフォンにモバイルSuicaアプリを入れよう
さて、めでたくビューカードを作成したら次はモバイルSuicaの設定だ。
スマートフォンにアプリをインストールする。iPhoneでもアンドロイドでもどちらでもOKだ。
具体的な手順は公式ページがよくできているのでそちらを利用して欲しい。https://www.jreast.co.jp/mobilesuica/start/
AndroidスマホでモバイルSuicaを利用するにはいくつか種類があって迷うと思うが、まずは上記リンクより公式アプリのモバイルSuicaをインストールして設定することをおすすめする。Google PayのSuicaや、楽天ペイのSuicaなど必要に応じてやってみるのもいいが、機能が限定されるので、まずは公式のモバイルSuicaを使って、自分の環境や商圏に合わせたアプリの使用、または公式アプリとの併用なども後々検討すればいい。
ちょっとややこしいのだが、ビューカード自体がカード式Suicaとして使える。クレジットカードそのものをSuicaとしてピっ!とかざして鉄道でも街お店でも使えるのだが、正直クレジットカードを毎日持ち歩いてSuicaとして使用するのはおすすめしない。
今回紹介しているやり方はそれではなく、スマートフォンにモバイルSuicaアプリを入れて(スマホの中に仮想的にSuicaを入れるような感じ)、そのチャージにビューカードを使う方法だ。なのでビューカード自体に付帯しているSuica機能はあえて使用しない。
モバイルSuicaを使用することによって、一部深夜の時間帯を除いていつでもどこでもスマートフォンの操作により、登録してあるクレジットカードからSuicaへの入金(チャージ)が可能。また、ビューカードチャージなら自動改札機にタッチして入出場するだけで、設定した金額以下になったら自動入金(チャージ)ができる「オートチャージ」もスマホ上で簡単に利用できる。
モバイルSuicaアプリをインストールしたら早速チャージの設定をしよう。
アプリの基本設定をしたら、是非『オートチャージ』の設定をしてほしい。なんといってもビューカードからのチャージで一番の華でありアドバンテージはこの機能だからだ。
アプリ内の『Suica管理』から設定可能。オートチャージは各自で好きな金額設定を。ちなみに管理人の場合は大きな買い物はしないのでSuicaの残高が2000円以下になったら3000円自動チャージする設定としている。
もちろんオートチャージ以外でもいつでも手動で好きな金額をチャージすることができる。手動でもオートチャージでもビューカードからのチャージなら1.5%還元だ。
※以下は管理人のandroidスマホで使っているモバイルSuicaのオートチャージ設定。iPhoneもだいたい同じ。会員メニューから上部Suica管理⇒下部のオートチャージ設定へ進んで金額を設定する。
モバイルSuicaをJRE POINTサイトに登録しよう!
さて主要な設定をしたところで、最後にモバイルSuicaをJRE POINTサイトに登録しよう。JRE POINTはJR東日本の共通ポイント。このポイントは1ポイント1円の価値がある。貯まったらモバイルSuicaにそのままチャージできるのだ。
右上の新規登録より登録を行う。そのあと、マイページ⇒登録カード管理に行ってビューカードと、モバイルSuicaをそれぞれ登録すればOK!
※アプリから行うことも可能。上記はwebからの例
ビューカードからのチャージポイントはクレジットカードを利用したことによるポイントなのでサイト登録なしでも貯まるが、Suicaを利用することによって貯まる駅ナカショッピングポイントや鉄道利用ポイントなどはJRE POINTサイトに登録しないともらえないので注意が必要だ。
とにかくSuica関連のモノはすべてここに登録しておけば安心だ。
「Suicaを鉄道や駅ビル等で利用するとポイントカードの提示等をしなくてもJRE POINTが貯まります。
ただし、JRE POINT WEBサイトでSuicaを登録していないとポイントが一切貯まらないのでご注意ください!! 」
出典:JRE POINT公式ページより
まとめ
以上のように設定することによって、毎月クレジットカード(ビューカード)からチャージされた金額の1.5%が、JRE POINTとして計上される。ポイントの確認はJRE POINTアプリや、WEBからいつでもできる。
最初にモバイルSuicaアプリでオートチャージを設定してしまえば後はやることがないので気がつけばポイントが貯まっている。たかが1.5%とあなどってはいけない。意識的に可能な限りSuicaで払うようにすればちりも積もって山になるのだ。
1年に一度ぐらいはまとめてSuicaにチャージするなり、ショッピングサイトの「JRE MALL」で買い物をしたり誰かにギフトを送ったりするのも良いだろう。
現金で買い物していては味わえない小さな幸せだ。
是非簡単便利なモバイルSuicaでキャッシュレス生活をスタートさせてみてはどうだろうか。
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