まさか!株主優待取得失敗の意外な落とし穴 貸株の設定に気をつけよ

今年話題になった東京日産コンピュータシステムの優待。

なんとたったの1株を取得するだけでQUOカードPay500円分がもらえるというもの。

これは千載一遇のチャンスと夫婦二人で1株ずつ購入。証券会社はそれぞれ違って私はマネックス証券を利用して購入。

12/16日には妻宛てに無事株主優待の封筒が届き、管理人も無邪気に自分がゲットしたようにツイートしていた。実に無邪気だ。この後奈落の底に落とされるとも知らずに・・

待てど暮らせど株主優待が送られてこない まずは企業に問い合わせ

さて、妻に届いた封書が私には来ない。首を長ーくして待っているのだが来ない。昨日も今日も、明日も来ないのだ。

マネックス証券は意地悪なのだろうか。早速マネックス証券ホームページにて調べてみる。

問題ない。注意事項に書いてあるのは「一般的な会社の株主優待は1株じゃだめだよー」って書いてあるだけで、この東京日産コンピュータシステムという会社は1株でもOKだと言ってくれている太っ腹会社なので問題ない。

まずは東京日産コンピュータシステムにメールしてみる。会社HPのIRのところにきちんと窓口があったのでそこからメールで質問。

先方が送ってくれているのにポストに入ってないという可能性もある。そうなれば誤配などまた別の問題もあるからだ。

問い合わせから1時間もかからず返信がある。とてもスピーディーで丁寧な対応だ。

内容を要約すると、管理人の名前が株主名簿にないとのこと。証券会社に問い合わせして欲しいとのことだ。

証券会社に電話問い合わせ。株主優待がもらえない原因はなんと『貸株』の設定

10年以上前に自分で設定したらしい。当時保有していた別の株式を証券会社に貸す事によっていくらかの金利を得ていた。ところが、その設定というのが、その後購入するすべての株に適用されるとは知らなかった。

こいつが今回10年の歳月を経てわが身に鉄槌を振りかざしたのだ。

いや、もしかしたら当時は知っていたのかもしれないが個別株購入するのがあまりにも久しぶりだったのでそんなことはすっかり頭から抜け落ちていた。

証券会社に株を貸している状態。自分の口座に株式がないので当然株主優待が受けられないということだったのだ。

回避する方法はあったらしい。貸株の設定で、「金利優先」じゃなくて「優待優先」にしておけば優待はしっかりと受けられたはずだ。

「優待優先」にすることによって株主優待の権利確定日に自動的に一旦貸株から外す処理をしてくれる。その後はまた貸株に自動で戻る

現状はまさしく「金利設定」になっていた。

上記の「金利優先」となっている部分を「優待優先」に変更した。これで今後買う株に関しては自動で「優待優先」になる。ただし、この銘柄に関してはすでに金利設定となっているので、更に個別に設定を変更する必要がある。

「貸株残高・指示」から該当銘柄に☑をいれて、「金利優先」となっている部分をクリックして「優待優先」にするだけだ。貸株対象そのものからはずすこともできる(ON⇒OFF)

 

 

貸株の設定には気を付けよ!他の株主優待でも同じことが充分起こりうる

さて、今回の管理人のミスは慣れている人から見ると初歩的なミスかもしれない。要するに間抜けだったのだ。

初心者の方は十分気を付けよう。今回銘柄は関係ない。単位未満株の少額優待だからこの程度の被害ですすんだのだ。

この間違いを二度と犯さないためには、上記のような優先設定の変更や、貸株そのものをやめる(全体をやめるためには要書類)、銘柄ごとに個別に貸株を外すなど複数の対処方法がるので、お使いの証券会社に問い合わせてみてほしい。

たかが500円なのだが、任務失敗のショックは計り知れない(笑)

 

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